アンケート結果
マンションを購入したきっかけは、「家賃が高い、家賃がもったいないと思ったから」が最も多く33.3%でした。次点は「希望のマンションが見つかったから」。
マンションの種類は「新築マンション」が84%、「中古マンション」が16%。
購入価格は「3000〜3499万円」が最も多く、次に「2000〜2499万円」、「2500〜2999万円」。「2000〜3499万円」で50%を超えました。
頭金に関しては、「〜20%」が最も多く、次いで「〜10%」、「10%以下」の頭金で購入した方は約30%。
住宅ローンの金利タイプは低金利な「変動金利」が最も多く50%を超えました。
次いで「全期間固定金利」で約20%。購入者のマンションに対する感想は、85%を超える方が「大満足」「まあまあ満足」と回答しました。
2009年との比較
マンションを購入したきっかけは、「家賃が高い、家賃がもったいない」が2009年より大きく割合が増えました。
購入価格は、2009年に最も多かったのは「2500〜2999万円」でしたが、2010年は「3000〜3499万円」とワンランク高額となりました。
頭金に関しては、2009年最も多かったのは「0%」の26.3%でしたが、2010年は「〜20%」。
10%以下の頭金で購入した方は2009年の51.9%に対し、2010年は「30%」、頭金が10%を超える購入者が70%を占めました。
住宅ローンの金利タイプは2009年、2010年共に「変動金利型」が最も多い結果でしたが、2009年の46.7%から2010年の55.6%と更に「変動金利型」の割合が増えました。
また、「全期間固定金利型」も2009年の10.2%から2010年の19.8%へと割合は増えました。
2010年は「節約型マンション君」
2010年は以前から続いている低金利に加え、優遇金利がさらに充実し、「変動金利型」が年1%を割る金融機関も珍しくなくなりました。税制面では住宅ローン減税が拡充され2年目を向かえ、「住宅版エコポイント制度」の影響もあってか、供給、販売率共に前年を上回る結果となりました。
首都圏では2009年の3万6千戸から4万4千戸の供給で、平均価格は181万円上昇し4716万円となり、初月販売率は78.4%と好調となりました。
近畿圏では2009年の1万9千戸から2万1千戸の供給数となり、平均価格も2009年より1.2%上昇し3452万円となりました。初月販売率は、2009年の61.3%から2010年は70.2%と大きく伸ばしました。(不動産経済研究所調べ)
以上のように政府の政策や税制面、住宅ローン金利など追い風が吹き、データ上も好調であった2010年のマンション業界でした。
しかし、アンケート結果は「家賃が高い、家賃がもったいないと思ったから」マンションを購入したユーザーが増え、自己資金の割合が増えたにもかかわらず、首都圏の平均価格4716万円、近畿圏の平均価格3452万円と比較すると実際の購入価格は3500万円未満が50%を超えている状況です。関東在住者の回答数が64.2%ですから、価格に関しては、大きく乖離がありました。
また、「変動金利型」を利用する方の割合が増えたことも低金利のメリットを享受したいユーザーが増えたことを表わしていると考えられます。
2010年の購入者は
・ 家賃がもったいない
・ 頭金の割合は増えたが、購入価格はそれほど高額でない
・ 多くが低金利の「変動金利型」を利用している
つまり、無理をせず気に入ったマンションを購入していると考えられます。以上の結果から私共、特定非営利活動法人住宅情報ネットワークは2010年のマンション業界を「節約型マンション君」と命名しました。